SHRDLUの紹介(1968-1970年)
GPTのような大規模言語モデルのはるか昔に登場したのが SHRDLUです。MITのテリー・ウィノグラードによって開発された、「記号的人工知能」(別名GOFAI:Good Old-Fashioned AI)における画期的な実験でした。
1.「マイクロワールド」仮説
混沌とした全宇宙を理解しようとする代わりに、SHRDLUは限定された ブロックワールドの中に存在していました。この世界には、直方体やピラミッド、箱といった特定の物体しか存在しません。
- 記号接地: 世界が小さかったため、「赤」「動かす」「上」といったすべての単語を完全に定義できました。プログラムがブロックを「理解」していたのは、メモリ内のそのオブジェクトへの直接的なポインタを持っていたからです。
2. 能力
- 理解: 「赤いブロックを緑のブロックの上に置いて」
- 推論: 「できません。緑のブロックが覆われています」(物理的な制約を理解していました)。
- 記憶: 「なぜそうしたのですか?」→「あなたが私に頼んだからです」
3. 歴史的背景
動作環境は DEC PDP-10 メインフレーム(1 MIPS速度)で、ベクターグラフィックスディスプレイを使用していました。ロジックは MacLisp と Micro-Plannerで書かれました。
Pythonによる表現(「状態」)
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